輸入筆記具協会主催 研修会 2026/7/7 東京都立産業貿易センター浜松町館

先日開催された研修会には大変多くの皆様にご参加いただき、会場は熱気に包まれました。ここ数年の開催のなかでもひときわ大きな盛況となり、活気あふれる時間となりました。今回の講師は、筆記具販売歴20年以上の竹内さん。紀伊國屋、ダイヤモンド直営店などでの豊富な販売経験を持ち、現在は大阪を拠点に営業されています。進行はスムーズで、東京での登壇は初となる竹内さんの研修は終始活気ある雰囲気となりました。
研修内容
本研修はセールスマニュアルに沿った内容で構成され、各筆記具ごとの接客のコツやトラブル解消法が丁寧に解説されました。
万年筆
- 力を入れなくても書ける魅力を体感してもらう接客が重要。
- 実際に試し書きをしてもらうことで商品の魅力を伝える。
- インクは“血液”のような存在で、劣化したインクはペンを傷めるため注意。
- 店頭で素早くペン先を洗浄する方法として、駒込ピペットによる洗浄や綿棒を使った部分清掃が推奨。
ボールペン
- 「ボールが回るとインクが出る」という仕組みを簡潔に伝えることがポイント。
- ペン先を寝かせすぎるとスムーズに書けないため、説明時は視覚的な例を用いると効果的。
シャープペンシル
- 芯が出ない場合の原因や、芯詰まりの対応方法を理解しておくことが大切。
- 芯の太さや互換性を正しく案内できるようにすることが、接客の信頼につながる。
複合筆記具
- 替え芯は見た目が似ていても非対応の場合が多く、純正品や互換性のある芯の案内が推奨。
- 細かい仕組みよりも、お客様の悩みに寄り添う説明を重視。
接客・売場づくりのポイント
- ペントレーに出すペンは3〜4本程度に抑え、高級感を演出。
- 原則先着順としつつも、替え芯のみのお客様など、短時間で済むご用命を見極めて適切にお声がけを行う。
- 修理受付時は、保証書確認、傷や状態の確認、詳細メモの添付を徹底。
- クレーム対応は冷静に事実確認を行い、過度な約束は避けること。
グループトークと情報共有
研修の後半では、接客時の工夫や困りごと、修理対応やラッピング方法など、現場の知見を共有するグループトークが行われました。他店舗の状況を知ることで、新たな改善のヒントが得られた参加者も多かったようです。
まとめ
竹内さんが強調されたのは、知識の多さよりも、お客様にわかりやすく、安心して買い物できる売り場づくりが最も大切であるという点でした。専門用語をかみ砕いた説明と、丁寧な接客が、お客様の満足につながります。
協会としても、今後もこうした研修を通じて、より良い売り場作りを支援していきます。
